当コラムでは、特注スプレーノズルのトップメーカーであるエバーロイが、専門家の視点で耐摩耗ノズルのオリフィスの違いについて説明します。
高圧でスプレーする場合、主にノズルのオリフィス部分に摩耗が生じます。
オリフィス部の摩耗は、流量の増加やスプレーパターン不良(乱れや偏り)の原因となり生産性の低下といった不具合を引き起こすおそれがあります。
当社では用途や圧力に合わせた耐摩耗性ノズルを提案し、お客様の困りごとを解決いたします。
耐摩耗性オリフィスを用いたノズルとしては、高圧条件で使用する1流体のストレートパターンノズルがあります。
当社のストレートパターンノズルは、製紙業界の高圧洗浄や紙のトリミング(切断)、その他自動車部品の高圧スプレーによるバリ取り用途など使用されており、優れた直進性と衝突力で高く評価されています。
関連情報
1流体ストレートパターンはこちら
製作可能なノズルの材質について
製作可能な耐摩耗性オリフィスは以下になります。
・ルビー(サファイア)
・超硬合金
・SUS420J2などの焼き入れ鋼
・SK材
・その他(セラミックやダイヤモンドなど)
耐摩耗性オリフィスの特徴
材質 | ルビー | 超硬合金 | SUS材・SK材 |
拡大写真 | |||
圧力 | ~20MPa | ~5MPa | ~2MPa |
ラミナー性 | 〇 | 〇 | △ |
硬度(HV) | 約1300 | 約1000 | 250以下 |
寿命 | ◎ | 〇 | △ |
※ルビーや超硬合金の部分はオリフィスのみで、ノズル本体部はSUS製になります。
※超硬合金とSUS材は一体式も製作可能です。(ノズル仕様により製作可否は変わります)
超硬合金メーカーでもあるエバーロイはノズルの摩耗に対し原因調査と分析を行い
最適な材種提案をいたします。
耐摩耗性材料の採用により、長寿命化によるコスト低減、生産性の向上に効果を発揮します。
スプレーノズルは当社にお任せください!
エバーロイでは、お客様に合わせたスプレーノズルの検討を行い、ご要望にあわせた特注ノズルにて皆様の課題を解決します。
オリフィスの摩耗やスプレーパターンの不良にお困りでしたら是非当社へご相談ください。
関連情報
摩耗しないノズルのご提案