お客様の課題・ニーズ
農業関係ではできた果実などをサイズによって選別し出荷をしています。当事例では、プチトマトの生産を行っており、手作業にて選別作業を行っていました。熟れた果実などは手で触るだけでも傷がつき商品価値がなくなってしまうことや、S・M・Lなど多ランクの選別が必要なため、大量のプチトマトを選別するのに時間がかかり、作業効率の悪化と製造コストの増加が問題となっていました。
当事例のお客様は、製造コストの低減と生産性向上を目的に、プチトマトの選別工程を自動化できる装置を開発しており、選別にエアジェットノズルを用いることを検討していました。
提案内容
ノズルの入れ替えではなく新規導入でありましたが、エアーノズルのラインナップを幅広く保有している当社にお声かけ頂きました。
当事例のプチトマト選別ラインは、プチトマトのサイズをセンサーで検知し、後工程に複数のエアージェットノズルを搭載して、基準ランクごとに選別する仕様でした。プチトマトはサイズが様々で、SサイズとLサイズでは適切なエアージェットノズルが異なるため、サイズごとに適切なエアージェットノズルを選定する必要がありました。
試作・評価試験
前述のとおり、サイズを基準としてランクごとに適切な振り分けを行うことができるエアージェットノズルを選定する必要がありました。そこで、現地にてエアージェットノズルを持ち込み、お客様の開発機にノズルを取り付け評価試験を行いました。
最終的に、SからLまでのプチトマトを、それぞれ適切に振り分けることができるエアージェットノズルが選定でき、導入が決定しました。