お客様の課題・ニーズ
降雨試験装置とは雨を模擬した状態を作り、対象となる製品などを置き、一定時間さらすことで内部に水が浸透しないか、水が溜まる箇所がないかなどを確認する試験装置です。装置のサイズは対象物によって変わり、小さなものだけでなく数十mもある大型装置を必要とする場合があります。試験内容によって降雨量は定められており、小流量のノズルから大流量のノズルをいくつも必要とする場合まで様々です。
弊社では実績として多くの降雨試験用のノズルを配置検討からノズル選定まで検討・納入しています。
今回お客様から既存設備の老朽化に伴う更新及び、降雨の均一性を高めたいとのお問い合わせがありました。
提案内容
まずお客様よりノズル選定に必要な水量・圧力・噴射高さ・噴射範囲の情報をいただきノズルの選定を行いました。実際に選定したノズルについては噴射状態を確かめていただくため動画を撮影し、お客様のイメージに沿っているかの確認を行いました。そして均一性を向上させるためにはどのようなノズルをどのように配置するのが良いか配置案や予想水量分布をご提案しました。また、設備の更新ということでノズルのみではなく、装置や配管、ポンプ・タンクなどの備品についても選定を行い、装置としての提案を致しました。
試作・評価試験
実際に製品として使用するノズルや配管を用いて、水量分布を測定し、均等性の確認を行いました。お客様のご要望の範囲内にて高い均等性を確認できました。